カワセミ20200213

2020年02月13日

笑っているように見える「カワセミ」。 撮影日:2020.02.11。

笑っているようなカワセミ

三沢川では今年に入り「カワセミ」が突如姿を見せなくなり、個体数そのものが少ないだけに、何か事故でも起きたのではないかと少し心配だった。



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 カワセミが捕食する場所には好みがあり、そこへ行けばお目にかかれる確率の高い(止まり木があり、眼下には浅くて小魚が集まりそうな)場所はありますが、今年は例年とは一寸様子が異なりなかなか会えません。

 今年の気温は例年と比べると1月、2月ともやや高い日が続いていて、冷え込みがあまりありません。カワセミと食性面でライバル同志にあたる他の野鳥(サギ類、カワウ等)までも、カワセミと同様に殆ど見かけなくなっていることにも関係していそうです。

 本流多摩川では水温が急激に下がれば小魚は深場へ移動してしまい、「カワウ」の様に潜水できない野鳥は捕食困難になり、極一部は暖かな三沢川の様な「浅い支流」へ飛来します。

 また、気温が暖かい時はカワセミの行動範囲が広くなり、遠出(上流部等)したりで通常の場所では見付け難くなります。
 逆に気温が低い時の行動半径は狭まり、当然巣穴近く(崖地等の多い稲城市近辺)にいて目撃数も多いと思われます。

 最近の冷え込みや3月恒例の「三沢川清掃デー」に合わせ、一級河川である三沢川の管理元にあたる「東京都」が、河川敷の「葦や草木」を刈り取る(部分的に)事業を進めたことも有り、「カワセミ」の発見率が向上したことも重なり、この度1.5カ月あまり遅れやっとカワセミに遭遇出来ました。

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