カワセミ20180416
2018年04月16日
クチバシやノド元の太さよりはるかに大きな魚を捕獲。 撮影日:2018.04.16
いつもの三沢川で「カワセミ」を見つけ撮影していた。
今回は自分のクチバシやノド元の太さより、はるかに大きな魚を捕獲したのを偶然目撃できた。
観察すると初め水面上1m位の空中で、数秒間「ホバリング」(羽ばたきながらヘリコプターの様に空中で静止)していた。滞空時間は通常より2~3倍も長かった様な気がしますが、大きな獲物であるため捕らえる場所や角度等に狙いを付けていたのか分かりませんが、突然「ボショッ」と独特の奇妙な音を残し水中へ飛び込み、鋭いくちばしでかなり大きめの魚を捕らえ飛び出してきて、辺りの小さな木の枝に止まりました。カワセミの飛び込み音はバシャ~ンではありません。
瞬間の出来事であり写真を撮る時間もなく、過去の経験から現用のカメラでは撮影は不可能であり、この時の写真は無く何時もこのシーンだけは脳裡へ焼き付けています。
この様な大きな魚は飲み込む(完食)のにかなり時間がかかります。通常は木の枝やコンクリートの護岸等へ魚を叩き付け、頭蓋骨を粉々に(血が飛び散りかなり残酷!)してから飲み込みます。
しかし今回は、周りに安心してこれらの作業を長時間行う場所がなかったのか、魚をくわえたまま何処かへ飛び立ってしまった。
ことによったら、直ぐ食べるための小枝へたたき付ける素振りが無く、横にくわえていた獲物をくちばしに合わせ縦にくわえ直したのは、そのまま飛べる様に準備したためであることから、自分の巣穴で待つ「ヒナ」に食べさせる為持ち帰ったのかな?…と想像している。
YouTube投稿動画の埋め込み(カワセミが食事中20150206)
過去の関連動画から:
この三沢川で以前「食事中のカワセミ」を収録し、YouTubeへ投稿した動画ファイルがありますのでご覧下さい。【カワセミが食事中20160216】
大き過ぎた獲物を完食するのに数十分もかけ、周りのアシ(木より柔らかい)へ数十回もたたき付け魚の頭蓋骨を砕き、やっと飲み込んだ後のカワセミは、大変に疲れ切ってしまった様子が推測できます。